家に引き篭もっていても物欲はとめどないもので、欲しいものが次から次へと湧いてくるものである。その中の1つがサンダルだった。
つい先日まで自分用のサンダルを持っていなかった。そんな中、ちょっとそこまでの外出の時には、いつも同居人の小さいサンダルを拝借して過ごしていた。流石にそんな生活が4年目に入ってくると、いい加減にしなければいけないと思い、購入意欲が湧いてきたのだった。そして、せっかく何年かぶりに買うなら、イイものが欲しくなるものである。慎重に検討を重ねた結果、候補に上がったのは、ビルケンシュトックのロンドンだった。
以下、検討理由
・色は黒、できれば革。なぜならカッコいいから…
・仕事に履いていきたいので、ある程度クラシックな見た目
・運転するので、かかとにベルトか生地があるのは必須
・作りがしっかりしている
運転用にビルケンの革サンダルは蒸れるぞという意見が聞こえてくるが、デザインが琴線に触れたので、途中からはほぼ盲目で狙っていた。ただ、1点だけ問題があった。価格である。臨時休業中の歩合給会社員にとって今、2万円の出費はヤバすぎてバスになるくらいキツい…というわけで、ヤフオク沼に捜索に出たのであった………
そんなこんなで、自分の足サイズと、状態と、価格の板挟みの中、三日三晩考えて落札に至った。色はグレーだが、自分で黒く塗ってしまえばいいと思ってたので無問題である。
そしていざ、届いて開封してみると、まあ値段相応の状態だったので色々な補修作業を行った。(こういう時にべらぼうな時間があると非常に助かる)丁寧に洗ってからブラッシングして、しっかり型崩れを補正して、アッパーをミッドソールと接着して、根気強くスエードリキッドで色塗りをして仕上げたのが下の写真である。
靴の知識も大してない雑な自分にしては上出来だ。形もすっきりして、パッとみた感じの状態もとても良くなったはずだ。何より、自分が神経注いでいろいろな作業をしたので、愛着もひとしお。ソール交換しつつ長い間履いていこうと思っている次第である。