ヤマテツの雑記

雑記帳を通して文章のアウトプット力を上げたい

2020年への希望と諦め

 昨今のコロナ禍の影響で、唐突に15連休という超GWを手に入れた。しかし街は自粛ムード一辺倒、そして自分の懐具合もよくないので、専ら自宅に引き籠もって靴の手入れをしたり、ギターを弾いてみたり、DTMに精を出してみたりするものの、どことなく手持ち無沙汰感が拭えないので、このタイミングを生かして、ブログをはじめてみることにする。

 かねてから、今自分がどんなふうに過ごしているか、何を考えて生きているのかを何処かでアウトプットしたいなと思っていたが、日々東京での生活が慌しく、なかなか始めるタイミングを掴めなかったが、今有り余る時間が目の前にあるものだから、ちょうど良いタイミングだろう。

 

 

最近の自分は、諦観を持って生きている。

 

 

 振り返れば3年前、郵便局の肩書きと社会的安定を捨て、東京に移り住み、タクシードライバーになった時、頭の中には2020年が漠然とあった。増え続けるインバウンド客、表向きは順調に成長している経済状況、そしてオリンピック。そんな中で高齢化が進み、職業人口が緩やかに減り続けるタクシードライバーという職業は、ある意味でチャンスなのではと思っていた。そして実際ドライバーとなった暁には、その仕事の奥深さと、待遇の良さに虜になった。こんな状況がずっと続けばいいなと昨年末までの自分は思っていたものだ。

 

 ところが現実は残酷だ。中国から突如発生したコロナウイルスは瞬く間に日本を制圧し、今現在東京は緊急事態宣言の名の下に徹底した自粛体制が敷かれ、観光需要はおろか、通勤需要、果ては根本的な移動需要が無くなっている。タクシードライバーの給料の大半は客を乗せた分の歩合が賄っており、この情勢で自分の給料は対前年比ー50%以上だ。

 そんな形で、漠然と持っていた2020年への希望は脆くも打ち砕かれた。突然の大不況に私は成す術もなく、会社の方針に従い今、家で手持ち無沙汰な時間を過ごしながら、PCに向かっている。何もできない。多くない貯金を食い潰しながら、希望を持てない時間をただ過ごすだけだ。

 

 でも目の前には、日々の生活がある。生きるしかない。長い目で見るとひたすらにキツい道が続くはずだ。でもキツいながらに目の前の日々は、ちょっと楽しいくらいで推移してるからまだ幸せな方だろう。生きていくしかないのである。

 

 

未来を諦めてるからこそ、今目の前の日々は楽しくありたい。そんな感じである。

 

 

〜本日のテーマソング〜

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